神楽坂には、まちの魅力に惹きつけられ、「神楽坂ファン」とも呼べる人たちが多くやってきます。皆さん、神楽坂のことが好きで訪れ、また好きすぎて居住地として選択する人もいます。そんな魅力的な神楽坂はこれまでにどんな人たちによって、どうやってまちが磨かれてきたのか。また、これからの課題は何なのか。
今回のまちづくりシリーズではそれを改めて考える良いきっかけになりました。
まちづくりは熟考に裏付けされた機動性の高い行動力と、活動をより多くの人を巻き込み共感してもらうためのデザイン力が重要です。
これらのまちづくり力を磨くためには、前向きに批判してくれる人との議論のぶつかりを欠かせません。神楽坂は、これまでもまちづくり憲章から地区計画とまちの魅力を活かし守っていくために様々な取り組みを行ってきました。まち飛びフェスタや神楽坂まつり等も、狭義の神楽坂を超えてまちをつなぎ、地域内外の多世代の人たちに愛されるイベントになっています。
大久保通りの拡幅事業など今後もまちの大きな変化が想定されている中で、まちの伝統と文化を伝えながら、変わらずに変わり続けるまちとして進んでいくのだと改めて思います。
中島伸 (東京大学)
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