2017年9月2日土曜日

神楽坂のみちと交通を考える

 9/1(金)19:00より、神楽坂大学まちづくり住まいづくり塾で「神楽坂のみちと交通を考える」行いました。歩きやすいまち、みち、交通、都市計画はどうしたらよいか、検討しました。おもな意見(要旨)は以下のようでした。簡単ではない問題ですが、検討を続けたいと思います。

 神楽坂通りは、通過交通を排除して生活道路とすべき。歩車道の段差もできるだけ解消したい。
 歩車一体型で、車道部分を石畳的な仕上げにし、車が通りにくくなるようなしかけはニュータウンなどで事例がある。神楽坂通りでも可能性があるのではないか。
 子どもが道路で遊ぶようなことは、今ではほとんどなくなった。保護者から、子どもを守るためのガードレールをつけるよう、行政に要望が出る。水路のそばの柵(落ちないように)、公園のボール遊び禁止(近隣に迷惑)など、どんどん規制が多くなっている。
 神楽坂近くで、マンションの駐車場に空きがでて、料金が下がっている。現在35,000円であるが、近隣の相場を調べたら25,000円だった。マンションの収入減になるので、外部に貸すことを検討している。他のマンションでも駐車場の空きが少なくない。
 神楽坂は人間中心のまちとすべき。歩行者天国は、現在の時間帯や曜日を拡張しても良いのではないか。
 外苑東通りは、10年をはるかに超えて30年近く道路事業をやっており、一向に進んでいず、道路予定地は空き地のままである。かつては商店街があったがすっかりだめになってしまった。
 シェアード・スペースについては、丸の内の仲通はそのようなイメージである。ルールはないが、人が優先されており、人と車が共存している。
 ドイツでは中小都市でも個性があり、多くの都市で路面電車が走りコンパクトなまちになっており、市内では人と車が共存あるいは人が優先であると感じる。一方アウトバーンは高速移動のために特化している。
 神楽坂らしい人と車の融合モデルがつくれるのではないか。
 日本ではひとつ悪いことがあると、100の良いことがあってもNGとしてしまう。人間を信頼し、良い方向に持っていくべきではないか。
 神楽坂通りは、意外と車が人に優しい。歩行者が車道に出てくるのをわかっているドライバーが多いのでは。現在は人と車が融合しているほうだと思われ、それをもっと融合する方向に持っていければよい。大久保通りは筑土八幡交差点まで出来たが、人にも車にも使い勝手が悪い交差点ができ、飯田橋方面は以前よりも渋滞が多いように感じる。
 大久保通りはじめ都内の道路で交通量が減っている状態で、なぜ道路の拡幅が必要か?成熟時代のまちづくりをすべき。
 神楽坂通り沿道の住民にとっては、歩行者天国は不便。坂道を車椅子で上がるのはとても大変だ。歩行者天国ではなく、神楽坂では人と車が共存すべき。
 大久保通りは片側2車線とすべき。若松町あたりは結構混んでいる。
 そもそも神楽坂1-5丁目と6丁目はまちの成り立ちが違うので、そこを結びつける意味はない。
 大久保通り、坂上交差点の空地はさびしい。なんらか活用して、にぎわいを創出すべき。シェアード・スペースの考え方はおもしろい。
 大宮では、道路拡幅予定地の利活用に向けた社会実験を行う予定で、カフェなどの出店者を募集した。神楽坂でもそのようなことができないか。
 どんなみち空間にしたいのか、ビジョンを持つことが必要。
 神楽坂通りは歩行者通行量が多い。歩道の一部には自転車や看板が置かれ、歩きにくい状況になっている。


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