2017年1月8日日曜日

"Save the Kagurazaka" の趣旨について 2

 前回のお話では、神楽坂の伝統的な街並み景観の一つである兵庫横丁にある物書き旅館「和可菜」さんが閉館した話をしました。
 新年早々、重ねて残念な話を
 それにも増して私達が心配しているのは「まちの分断」です。
H3(1991)に地元住民が中心となって「神楽坂まちづくりの会」が
発足し、その後、この活動は「神楽坂まちづくり興隆会」に引き継がれ、新宿区と共に25年間に亘り、神楽坂の街づくりを推進して来ました。その延長線上に神楽坂の今の繁栄があります。
 しかし大久保通りの道路幅員が18mから30mに拡幅される事により「まちの分断」となることを私達はとても心配しています。
 神楽坂は、伝統的な街並み景観を尊重し、「ヒューマンスケールの街」「文化の香り高い街」「伝統的情緒に彩られた街」を目指してきました。
私達は拡幅される大久保通りが私達が大切にしてきた「価値」を棄損する事が無い様に願っています。
 私達は「神楽坂が神楽坂らしさを失わず、何時までも神楽坂で在り続ける」ために、これからも息の長い活動を展開して行きたいと考えています。
 そこで、いま危機に瀕している「神楽坂らしさ」を守って行こうと云う事で、Facebookのタイトルを "Save the Kagurazaka" と名付ける事にしました。 
                          石井要吉(助六)

しなければなりません。S21(1946)に都市計画道路決定をした大久保通りが70年経過した今日、拡幅工事が実施される事となり、河合陶器店、山下漆器店さんが昨年末を以って閉店しました。大久保通りに面した地区では、町会会員の4分の1が転居を余儀なくされ、他の町会では1ブロック全てが消滅してしまいます。

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